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【2024/11/28 07:33 】 |
柔道の歴史
 現在、講道館柔道は「柔道」「JUDO」として世界中で親しまれ、190あまりの国と地域が国際柔道連盟に加盟しています。
 ここまで大きく発展し、オリンピック種目にもなっている柔道ですが、創始された頃はまだ23歳という若き嘉納治五郎先生とわずか数名の門人だけで東京・下谷稲荷町の永昌時に住み、12畳の書院を道場にしていました。正式名称は「日本伝講道館柔道」。柔道は1882年(明治15年)5月にうぶ声をあげたのです。
 嘉納治五郎先生は子供の頃、身体があまり丈夫でなく周りの友達との関係で嫌な思いをすることもよくありました。そこで何とか強くなりたいと習い始めたのが「講道館柔道」のもととなった「柔術」でした。「柔術」は「和」「体術」などと言われた徒手格闘による武術のひとつです。歴史は古く古事記の中に出てくる力比べや日本書紀の野見宿禰と当麻蹴速の取り組みが柔術や相撲の起こりだと言われています。
 日本の歴史とともに発達してきた柔術は江戸時代、技とともに心を鍛え勉学にも励む文武両道を目指すものとして盛んになっていきました。しかし、嘉納治五郎先生が柔術を志したころは明治維新とともに武士の時代が終わり武術はあまり行われなくなった。そんな中、嘉納治五郎先生はようやく「天神真陽流」と「起倒流」に良い先生を見つけて学び、ほかの流派についても研究を重ね、「術」から「道」に発展させて「柔道」に、その「道」を講ずるところとして「講道館」を作ったのです。
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【2011/03/31 12:09 】 | 林館長 | 有り難いご意見(0)
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