先日、中学生に目標設定をしてもらいました。では、その目標を達成するにはどうようなことを心がけたら良いのでしょうか？自分の目標を達成するには、その目標を目指す時間の質を高めなければいけない。その大切な時間の過ごし方は色々あります。しかし、どうやって過ごせばいいのか、それが日常生活の中で次第にわからなくなってしまうことがあります。それは私達の行動が「計画」より「状況」によって左右されてしまうことが多いからです。
　「状況」とは例えば、天気が悪かったり、何となく身体がだるかったり、友達から遊びに誘われたりすることなどです。そちらの「状況」に人間は流されがちです。
　単なる「計画」だけでは、多くの場合「状況」に流されてしまいます。「目標」を持つと言うことは「状況」に流されてしまうことを自ら方向修正していくためにも必要なことです。
　人間は誰しも一日２４時間です。学校、習い事以外の時間の使い方、例えば家にいる間はテレビを見たりゲームをしたりボーとしているのに時間を使うのと勉強にトレーニングをして時間を使うのが同じ時間ならどちらが目標達成に近づくでしょうか？また、東方館の練習時間もみんな同じ時間です。手を抜かずに一生懸命に自分の力を出し切った練習をするのと、ただ単に先生に言われるからやっている練習の時間も同じです。
　目標を持つと言うことは「時間の質を高める」ことなのです。つまり「行動の焦点を明確にすること」なのです。こうした行動の焦点の明確さが優先順位（今、何をすべきか？）を明らかにし、進路を切り開くのを助けてくれることになるのです。

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