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2013年1月1日 <タムシ>「皮膚真菌症(感染症)について」 Q & A 「柔道選手のトリコフィトン・トンズランス感染症」知っておこう!~その治療と予防法~ 近年、全国の柔道選手やレスリング選手を中心にTrichophyton tonsurans(トリコフィトン・トンズランス)という皮膚真菌症、いわゆる<タムシ>の感染例が増加しています。この菌は外国から持ち込まれた新しい感染症でしたが、最近になり、その特徴や治療法、予防法についてほぼあきらかになってきました。正しく理解して治療すれば、こわい病気ではありません。ただし、放置すると、競技者はもちろん、友人や家族にも感染拡大の可能性があります。みんなの力で撲滅を目指しましょう! Q.どんな病気なのですか?
白癬菌はヒトの角質層(アカ)・毛・ツメなどに含まれるケラチンというタンパクを食べて生存します。過去にも柔道を始めとする格闘競技選手間では水虫、タムシなどの皮膚真菌症の流行がありました。このT.tonsurans菌は南北アメリカやヨーロッパでは頭部白癬の主な原因菌で、日本ではこの菌が分離されることは稀でしたが、2001年頃から全国の柔道部員に集団感染の症例が多く見られるようになりました(図1)。この菌の症状は以下の2種類に大別されます。(最初はあまり目立たず、見逃されていることが多い。)
(1)体部白癬(写真1・2) (2)頭部白癬(写真3・4) PR |
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