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【2024/11/25 14:38 】 |
お知らせ 1

<タムシ>「皮膚真菌症(感染症)について」 Q&A

201311

<タムシ>「皮膚真菌症(感染症)について」 Q & A

「柔道選手のトリコフィトン・トンズランス感染症」知っておこう!~その治療と予防法~

近年、全国の柔道選手やレスリング選手を中心にTrichophyton tonsurans(トリコフィトン・トンズランス)という皮膚真菌症、いわゆる<タムシ>の感染例が増加しています。この菌は外国から持ち込まれた新しい感染症でしたが、最近になり、その特徴や治療法、予防法についてほぼあきらかになってきました。正しく理解して治療すれば、こわい病気ではありません。ただし、放置すると、競技者はもちろん、友人や家族にも感染拡大の可能性があります。みんなの力で撲滅を目指しましょう!

 

.どんな病気なのですか?

http://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2013/01/kansen01.png
【図1】トンズランスの広がり

白癬菌はヒトの角質層(アカ)・毛・ツメなどに含まれるケラチンというタンパクを食べて生存します。過去にも柔道を始めとする格闘競技選手間では水虫、タムシなどの皮膚真菌症の流行がありました。このT.tonsurans菌は南北アメリカやヨーロッパでは頭部白癬の主な原因菌で、日本ではこの菌が分離されることは稀でしたが、2001年頃から全国の柔道部員に集団感染の症例が多く見られるようになりました(図1)。この菌の症状は以下の2種類に大別されます。(最初はあまり目立たず、見逃されていることが多い。)

http://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2013/01/kansen02.jpg

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【写真1】体部白癬=手の甲と、手首のあたりが赤く環になっている

【写真2】体部白癬=ピンク色になった環状の部分が見える

 

 

http://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2013/01/kansen04.jpg

http://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2013/01/kansen05.jpg

<【写真3】頭部白癬=頭の地肌が2ヶ所赤く腫れている

【写真4】頭部白癬=頭の地肌が盛り上がり化膿している。

(1)体部白癬(写真1・2)
発疹は柔道着で擦れる顔、首、上半身に多く認められ、小豆大~爪甲(いわゆる爪)大の鱗屑(角層がフケのようにはがれ掛かった状態)を伴う紅斑(ピンク色)となります。治ってくると環状となり、自然に症状が無くなるケースもあります。主に塗り薬での治療となります。

(2)頭部白癬(写真3・4)
フケやかさぶたができる程度の軽い症状から、頭皮から膿みが出て脱毛を生じる症状(ケルスス禿蒼)まであります。特に低年齢層の患者が重症になりやすく、注意が必要です。症状が無くても菌が毛穴の中に入ってしまうと、友人や家族間での感染源になります。飲み薬での治療となります。

 

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【2016/03/10 10:16 】 | 林館長 | 有り難いご意見(0)
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