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【2024/11/25 13:39 】 |
お知らせ2

.治療はどのようにすれば良いですか?

 T.tonsurans菌は、一度、皮膚や毛に取り付くと、簡単には治らず、そのまま体内に菌が残ってしまうことがあります。専門医(皮膚科)を受診し、根気よく治療を続けて下さい。(治療は、症状や患者の体重などで個人差があります。ここでは、薬剤名や商品名など、具体的な記述は控えますので、医師の指示に従って下さい。)

1.体部白癬の場合早期に完治させておくことが大切です。放置すると菌が頭髪に侵入します。診察時には医師に「柔道をやっている。」と申告して下さい。専門医でも単なる湿疹と誤診してしまい、ステロイド剤を処方されると重症化するケースもあります。
【塗り薬の使用】
専門医(皮膚科)で、塗り薬を処方された場合です。

1.       1日2回程度、広めに薄くのばして塗って下さい。

2.       1ヶ月間、塗り続けて下さい。(1週間程度で症状は消失しますが、1ヶ月間続けて下さい。中途で止めると再発することが多いです。)

3.       患部は石鹸でよく洗い、清潔に保って下さい。ツメは短く切り、患部を掻かないようにして下さい。

4.       塗り薬は1~3%の割合でかぶれの副作用があります。悪化した場合はすぐに専門医の診察を受けて下さい。

2.頭部白癬の場合
【飲み薬の使用】
一般的には、専門医(皮膚科)から処方された飲み薬での治療となります。具体的な薬量、・処方などは医師の指示に従って下さい。

1.       イトリゾール、塩酸テルビナフィンなどの成分が含まれた薬を服用します。

2.       内服中に異常を感じた場合は、すぐに中断して医師の診察を受けて下さい。

 

.柔道部内で集団感染した場合はどのようにすれば良いですか?

柔道部員の中に数名の感染症がみつかったら、部内で集団感染している可能性が高いです。監督やコーチに相談し、クラブ全体で治療と予防に努めなければなりません。

http://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2013/01/kansen06.jpg
【写真4】検査用のブラシ

http://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2013/01/kansen07.jpg
【写真5】培養された白癬菌

【ブラシ培養検査】
頭がT.tonsurans菌に感染している部員を確認する方法です。部員全員が丸形シャンプーブラシ(写真4)で頭皮を強くブラッシングし、培養して菌の有無を調べます。(写真5)感染者が部内に存在すると、タムシの発症が繰り返されます。この検査はタムシ症状が無い感染者の確認にも有効です。

1.       菌量の多い感染者の場合(ブラシ培養5コロニー以上)には、飲み薬での治療が必要になります。

2.       菌量の少ない感染者の場合(ブラシ培養4コロニー以下)には、殺菌効果のある薬用シャンプー(薬局で購入できます。)の使用で様子を見て下さい。

*ブラシ検査が出来るか、どうかは、近隣の専門医(皮膚科)にお問い合わせ下さい。

 

.予防はどのようにすれば良いですか?

T.tonsurans菌の感染経路は、そのほとんどが、体が触れることによるとされていますが、その他には、衣類やタオル、寝具類を共有することからの感染も考えられます。集団感染を阻止するには、自分の身体や道場、部屋などをいつも清潔に保ちましょう。

1.       練習直後にシャワーや入浴をし、できるだけ早く頭や身体を石鹸で洗いましょう。他の白癬菌に比べても、T.tonsurans菌の体内への侵入速度は速く、傷口からだと、通常の約2倍の速さで侵入します。

2.       シャワー施設のない場合は、水道の蛇口を利用して頭を洗浄し、濡れたタオルで身体を清潔にして下さい。

3.       柔道着はよく洗濯しましょう。柔道着には菌が付着してしまいます。

4.       練習前後には道場をよく掃除しましょう。菌は抜け毛やアカのなかで半年間も生存します。電気掃除機の使用を勧めます。自分の部屋も清潔にしましょう。

5.       部員同士で帽子やシャツ、タオルなどの貸し借り(共用)は、やめましょう。

6.       部員内、家族内に症状のある人がいたら、早めに治療するように勧めましょう。

7.       練習前後に友人同士でボディチェックをし、皮疹のある者は休ませましょう。

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【2016/03/10 10:16 】 | 林館長 | 有り難いご意見(0)
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