僕が2.11に出たのは小学校6年の時でした。その頃から僕は弱くてみんなの足をひっぱっていました。練習はとても過酷で乱取りは2分30本やっていたけど僕は25本目になると必ず死にかけてました。今から思うと本間に根性がないと思いますがやはり当時の練習はキツかったです。土日になると朝から３部練がありました。これもキツかったです。だけど昼休みなんかは家に帰らずみんなでご飯を食べ一緒に寝て休憩したりしました。こんな事があったからチームワークも深まったんじゃないかなと思います。そんな練習をしてのぞんだ試合でしたがどんな気持ちやったか正直覚えていません。緊張はしていましたが本間に勝てると思ってのぞんだか覚えていません。試合は当時の自分の力を出しきっていたと思います。僕だけじゃなくてチームのみんなが必死に自分の力以上を出していたと思います。みんなの意識も高く強い奴とやっても一歩も下がらない精神で決勝まで無失点で勝ち上がる事が出来ました。決勝の前に松井コーチと円陣組んだのを覚えています
。気合いを入れてもらい決勝にのぞみました。しかし結果は２対１で負け。準優勝に終わりました。内容はみんな必死に頑張り闘志をむき出しで戦いました。しかし結果は負けです。みんな涙が止まりませんでした。心の底から悔しいと思いました。試合が終わり松井コーチ、館長の所に集合しました。松井コーチからは「よお頑張った」と言ってもらいまた涙が止まりませんでした。選手１人１人の頭を撫でていただきました。松井コーチも涙ぐんでいて今から思えばそれほどいい試合やったんやと思います。館長にも「よお頑張った。まだ次がある。」と言ってもらい最後にはみんなから拍手してもらいました。僕のなかで２.11は東方館で試合した中でも特に思い出に残っている試合です。2.11に向けて練習したこと、仲間とチームワークを深めたこと、試合で一緒に戦ったこと、その全てが今となっては本当にいい思い出です。優勝は出来ませんでしたが最高の試合やったと思います。

　　　　　　　　　　大阪産大　２回生　粟津光博