小学生低学年のころの一矢は喘息で入退院を繰り返す日々が続いていました 。病院に見舞いに行っても青白い顔に鼻酸素をした一矢が寂しそうなにベッドで寝ていました。ついこの間のことのように思い浮かびます。

　そんな一矢も努力の甲斐があって喘息をある程度克服し、練習にも参加できるようになりました。しかし、練習も満足にできなかったうえに身体も小さかった一矢は来る日も来る日も同級生や下級生達にも投げられ続けてきました。

　それでもあきらめずに一矢は練習に参加しました。東方館の仲間達も一生懸命な一矢を素直に受け止めてくれました。そして、ついに７年目にして初勝利をあげました。しかも、３勝もしました。この勝利は、優勝したときとはまた違ううれしさと感動がありました。

　道場生達も一矢のように、嫌なことつらいことから逃げずに何事にもあきらめずに一生懸命やり続けて下さい。

一矢、おめでとう！よくがんばりました。これからもまだまだ大変なことがあると思いますが、一矢は周りを気にせずにがんばれ！