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人は一人では生きていけません。柔道も一人ではできません。
柔道は練習相手がいないと強くなれない。打ち込みや投げ込みを受けてくれる相手や乱取り相手がいて技が身に付き強くなれる。また、ライバルがいてこそ勝つことを目指して頑張れる。試合では敵と味方ではあるが実はいずれも自分を強くしてくれる、高めてくれる重要な相手なのです。だからこそ練習であろうが試合であろうが柔道の勝敗だけをみるのでなく相手に対して感謝と敬意を込めて礼をしなければいけない。 柔道では相手の事をよく知ることが重要である。 試合では相手に投げられないようにこらえたり、体をさばいたりしなくてはいけない。打ち込みや投げ込みでは逆に相手が技を掛けやすいように受けてあげなければいけない。そのためには、どこに力を入れれば、どのような形になれば相手が技を掛けやすいか、あるいは掛けづらいかを知る必要がある。さらに、相手がどんな技を掛けようとしているのか、何を考えているのかなど、練習であっても試合であっても常に相手のことを考え、よく知ることが柔道の上達には必要不可欠なことです。 そして、そのことは柔道の上達ばかりでなく、人の気持ちのわかる人間に育つ。 PR |
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