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柔道を学ぶものにとって心技体を高めるのに勝負は大切な目標の一つである。例えば、試合で対戦する相手に勝ちたいと言う気持ちは試合をする上でとても大切なことである。また、東方館道場で柔道を学ぶ仲間も時として競い合うライバルとなる。このように試合で対戦する相手や同じ道場で競い合えるライバルがいるからこそ自分自身の弱い心に打ち勝つことができ、強い心を養い、技術を高め、強い身体を育ててくれる。
しかし、試合や練習において競争心や闘争心が強すぎるあまり相手に無礼な行為や言動があってしまっては、それは本来の柔道を学ぶ目的から大きくはずれる。だからこそ、柔道を学ぶにあたり自他共栄と言う精神を学ぶことが大切になってくる。この自他共栄の精神の第一歩が、自分を高めてくれる相手に対して正しい礼法を行うことから始まる。相手と組み合い、投げ、抑え、絞める、関節を取ると言う真剣勝負を行う中で礼を欠くことがあれば、それは柔道着を着て行う喧嘩のようなものでとても醜い争いになってしまう。私達が学んでいる柔道、私達が愛する柔道がそのように醜いものになっていくことはとても悲しいものである。 勝負において勝つ者がいれば必ず負ける者がいます。勝負に負けたときに相手のせいにしたり相手を恨むような言葉を発してしまえばしまえば自分自身を高めること出来ない。逆に、勝負に勝ったときに負けた相手に勝ち誇るようなことがあれば、慢心になり自分自身の心や技術の成長を止めてしまう。したがって柔道を学ぶにあたって相手を敬い礼を尽くすことは相手にだけでなく自分自身を高めることになる。 また、真剣に競い合い礼を尽くしたライバルだからこそ、勝負を離れたときに柔道を通じた素晴らしい仲間になれる。 そういう仲間が出来たときに柔道は素晴らしいと心から思える。だから勝負を目標にしながらも自他共栄の精神を学び、礼儀作法をしっかりすることが大切だと思う。 PR |
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