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2009年 4月16日 マルチャン杯 この年は宿敵ミキハウスさんを破りましたがそこで力尽きベスト8で惜敗、代表決定戦でもまさかの敗退・・この年も非常に小さい体で(参加チーム中後ろから5番くらい?)よく健闘しましたが、やんちゃな奴が多くチームをまとめるのに苦労した事、小学生時代まったく歯が立たなかったミキハウスに勝てたことが印象深かったので激闘史②にしました。
この年のチームは全員小さく細く能力も例年以上に低いし、精神的にも幼稚でダメダメチームでした泣 先鋒大河55k 次鋒聖也63k中堅優68k副将凱68k大将大地68k 補欠晴人53k 勇59k 作戦も特に立てることも無く『根性』しかありません笑 この大会に向けた稽古でも色々ありました・・・やんちゃ坊主の多いこの学年は(中3)なかなか自発的に稽古ができなくて何度も叱り飛ばしある日の朝トレに数名が遅刻し「こんな気持ちならマルチャン出ないから、一生懸命この大会に向けて頑張って稽古をつけてくれた先輩達や応援してくれる保護者に対して申し訳ない。オレは出ない言うたらほんまにでないから」と本心でみんなに告げ、稽古にも出ませんでした。見かねた館長が子供らに好フォローを入れて頂いたおかげで、その後「頑張りますから稽古見てください泣」と何度も言うのでオッケーし稽古を再開したのも束の間前々日の最後の出稽古でもがんばってはいたんですが、必死で頑張ってるようには見えずまたもや道場に戻り怒り爆発、説教、鉄拳。それからは倒れるぐらい全員で頑張りようやく最後の最後に良い雰囲気になりました。 前日の昼食は全員でごはん食べ放題のとんかつやで決起会笑 そこでも事件が・・食べろ食べろとお替りさせすぎて優が口から大噴火 笑 掃除が大変でした笑 その5時間後「熱が40度出てきたんで最後の稽古休ませてください・・」食べ過ぎて発熱とは・・・どおなることやら明日が心配でした。大会当日優は現れましたがゲッソリしていて試合できるか心配でした。もお一人大河は元々胃腸が弱く大会前から5日間ほどずっと下痢で力が出ない様子・・大地も腰を痛めていました。 どおなることかと・・早々の敗戦も覚悟して臨みました。 しかし試合が始ると全員が能力以上の力を発揮してくれました。一回戦シード二回戦大阪2位のチームでしたがなんと圧勝・・・泣 次も和歌山2位のチームで体格も倍ほどあり高校生みたいなチームでしたが凱が敵のエースに有効負け以外は稽古通りの技で圧勝 そしていよいよミキハウス戦会場裏で入念なアップとミーティング『お前らは小学生の時ミキハウスに全く手も足も出んかったな・・でも今日お前らが勝ったら奇蹟やみんなびっくりするぞ!試合は死ぬ気でやるんちゃう!○○す気で行け!!』応援席の中学生OB数名の保護者みんな燃えている!なんせミキハウスにはボロボロにやられていたのをみんな知っていたから尚更だ!私も数年前の記憶が蘇る。さぁ恒例の円陣だ!大地の声で『気合入れていくぞー!!おーー』またもやこみ上げてきてしまった涙涙・・・(早すぎる) 気合はいりまくりで試合は始まった!!私も応援やる気マンマン笑 対する泉谷先生も・・・ 大河の相手は日本一の選手 対策は万全だったが1枚上手だった押さえ込まれ一本負け。次鋒聖也はミキハウスから東方に来た因縁もあり(感情的には何も無い笑)絶対負けられない!まして小学生時代レギュラーに入れず全少にも出場できなかった悔しさを晴らすのは勝って恩返しするしかない、聖也は燃えていた必殺の足払い一閃 有効 少し甘かったが気魄が審判を動かした。1-1だでもまだ負けている。中堅優 相手はしぶとくて上手い・・取りきれるか と思っていたら 起死回生の大内 最後まで気合で追い込み有効 2-1 副将凱 相手はエース格の選手 力差は歴然だが 気合十分で凱闘う・・気持ちの強い凱は絞り倒すが効かない・・後半最大の見せ場がやってきた 押さえ込まれそうな凱 必死で足を絡め しがみつく 審判微妙な押さえ込みに困惑 相手チームからは『入ってる!!!!--』の大絶叫 もちろんこちらは『まだやーーーーどーもない』その時『待て』審判悩んだ挙句審判部長を呼びに本部席へ・・この間約1分 東方チーム『凱ー絶対離すなよーーー』ミキ『先生相手が押さえ込みからずれてきてますよー怒』そお凱は徐々に身体をずらしていた。審判部長確認『待て』なぜかマテが掛かり 立ち技から再開 相手は猛然とラッシュ 凱は逃げているわけではないが振り回される 『がいいけー』応援は騒然としてきた ぴー 終了 凱殊勲のわけ さぁ大将エースの大地 落ち着いた動きで小内有効 すぐに すばやい動きから背負い投げ 見事に決まり 遂にミキハウスから勝利!! 『やったーー』観客席の保護者はもー反泣き状態 いや泣いている。よくやったあのミキハウスに・・・試合後控え室に行くと数名の保護者が泣いていた。 小学時代は手も足も出なかったミキさんに勝つことができ保護者 OB 全員が歓喜の叫びでした。組み合わせが決まったときから打倒ミキハウスを合言葉に頑張ってきたのでみんなの喜びも格別でした。 さぁ次勝てばベスト4全国の出場権が得られます笑 会場裏では選手一人ずつに後輩や保護者がマッサージ私も子供の背中を揉んでると思わず涙が・・・一生懸命戦う子供らに感動しました。でもここで泣いてしまうからチームは勝てないんですよね泣 もお一度選手を集め気持ちの確認「死ぬ気で行くんちゃうど!○○す気でいくんや!小さく能力も低いお前らでも気持ちでなんとかなるとこ見せてこんかい」再度全員で円陣組んで「気合入れていくどーーーー」 試合はフラフラの先鋒がなんとか引き分け 次鋒で1点取りたいとこです一方的に攻めましたが分け 中堅相手エースに秒殺 副将攻めに攻め終盤両膝反則と思ったがコール無し・・ 大将 一本で代表戦 しかし相手は怪獣のような中学生まるで篠原選手のようでした。ここも攻めに攻めましたが有効で内容負け 礼の後負けた優がお通夜状態で引き揚げる姿に我慢できず・・鉄建 負けて怒ったのでは無く 態度に叱りました。しかしふと我に返ると冷たい視線があちこちから突き刺さっていました泣 あと1回決定戦が残っています。しかし気合を入れ絶対勝つ気持ちをみんな持っていましたが身体が言うことを利かなかったです。 残念ながら敗戦・・会場裏で選手は号泣 「結果的には負けたけど体調不良や怪我の中よくがんばった・・この大会を機に自主的に努力できる選手になってくれたら、オレは嬉しいし勝ち負け以上の価値があると思う。今日今からお前らが成長して欲しいしたくさんの先輩や保護者後輩も応援に来てくれた。この関係に感謝してこれからまた明日の朝トレから頑張ろう」みたいな話をして終わりました。 大会までに色々ありましたが子供らは精神的にすごく成長してくれました。翌朝の朝トレ 次の稽古ともに黙々と、いちいち言われなくても頑張ってやるようになりました。この後春夏と強豪学園さんを連覇し全国大会にも出場できました。 この大会で感じたのは うちは逃げて引き分けはしませんでした 全国大会出場決定戦の相手は明らかに逃げまくってきました。でも東方館は絶対逃げずに潔く闘いました。この年 試合後特に印象に残った点でした。 後日談 大会本戦を三日後に控えたある日1本の電話が『天理中学がインフルエンザのため不参加になりましたので参加されますか??』嬉しくて子供達に聞きましたら『稽古しっかり積んで無いので出ません・・』でした。最初は残念だなーと思ったんですが、後から考えてみると 稽古をしていないからという理由で大会に出なかった子供達を誇らしく思いました。 PR |
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