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岡本先生の日記で当時を思い出し、私も小説家の仲間入り笑
マルチャン杯という大会はまさに近畿一を決めるにふさわしい大会で学年は関係なく各道場ベスト5人体重順での戦いです。歴代マルチャン杯に参加した中でも最も小さかったチームが全国まであと一歩というところまでこぎつけました。しかし残念ながらベスト8・・・・その戦いぶりを当時を思い出しながら文章にしてみたいと思います。 2003年4月8日 ついにこの日がやってきた。一月前の211で 4-1と大敗、完敗を喫した宿敵相武館にリベンジする!を合言葉に頑張ってきた!そのためには最低3回戦まで進まなければならない。皆さんも御存知だとは思いますが、兵庫や和歌山そして奈良のチームには中学生?保護者?お母さん?というような子がゴロゴロいます。平均体重60、70も普通です。そんな中我が東方館は小さすぎて入場行進も何処にいるかわからないくらいです。先上田28k 次田邊30k 中水井31k 副大澤35k 大西田80k 一回戦道場名?5-0 二回戦明武館田邊道場 初戦から強豪でした。先鋒有効負け次有効勝ち中分け副分け大一本勝ち2-1で勝ち(汗) 何とか勝ちましたが、対格差が大きく冷や冷やの勝利でした。さぁーいよいよ因縁の対決相武館です。戦前の情報で相武館は優勝を狙っており次に闘うミキハウスやこだま会の研究に余念が無く東方は眼中に無かったそうです怒 『くそったれー』と思いながら笑 試合前の最後のミーティングです。対相武館とあって中学生達も殺気立っています。なにやら異様な雰囲気でした。『次は相武館や前回の負けを取り返すぞ!!応援も全員で闘うぞ!よし!次先鋒大地行け!3年やから負けてもいいんちゃうど絶対勝てるから頑張れ』いきなりの出場に大地もきょとんとしていました。 さぁ試合が始まりました応援はヒートアップ先輩や同級生の声が爆発したかのように響きます『大地行けー大地行けー根性やー』みんなこれ以外言いません笑 応援は凄かったのですが試合は一瞬でした『一本それまでー』当時大地2年25k 負けて当然です。当時学年差という常識をわかっていませんでした笑 次鋒始まりました。相手は50k以上対格差は歴然それでも応援は最高潮『ケンボーイケー根性やー』必死で攻めるケンボーしかし体格差があり技がかかりません・・・万事休す・・・と思った瞬間 目の覚めるような背負い投げ!!1『一本ーー』やったーーーー大歓声です。しかし 中堅中野は今も平安で大活躍する好選手 当時5年で80k むちゃくちゃ強かった 道場生たちは必死で応援するものの少し諦めもあったかもしれません。しかし30kそこそこのアキが必死で戦いあと少しで引き分けです。押さえ込まれそうになると全員で『死んでも足はなすなー!!』子供らの熱い応援で不覚にも涙が溢れていました。アキが根性で中野と分け(と言っても掛け逃げも全く無くガップリ組み合っての引き分けです)さぁ副将はエースの江口が出てきます。211では秒殺されて私に鉄拳を喰らったしょーた燃えに燃えています。対格差はこちらも倍ほどありますがガップリ組合います。 しかし『負けてたまるか!!』という気魄は小さい体からあふれ出ていました。応援もヒートアップあと少しで1度も勝った事の無い相武館に勝てる!しかも最強と言われた今年の相武館に勝てるぞ!という気持ちが応援にも表れていました。ショータも必死でピンチをしのぎ攻めに攻めていましたが、力ずくの大外でやられてしまいました泣 しかし1-2大黒柱 絶対エースのゆうきが一本取れば代表で勝てる。相武館も追い詰められ意気消沈していました。東方は逆に意気揚々としています。大将戦相手は100k 軽くいなして押さえ込み。 さぁいよいよ代表です。『ゆうきー絶対勝てよー』この言葉が何度も響きます。相手はエース江口 私は安心して見ていました『頼むどゆうき気持ちや』ここはゆうきを信じるしかありません。開始早々足払い有効 押さえ込みー『絶対離すなー』みんな大興奮です。『一本それまで』子供達が『相武館に勝ったぞー』と口々に叫んでいました・・・思い出しただけで涙が溢れてきます泣 本当によく頑張りました。この時ほど子供らを褒めてやりたいと思ったことは無いぐらい感動しました。対格差は2.5倍もあるような相手にしかもほんの一月前に完敗した相手に劇的な形で勝った事は選手だけでなく全員にとって良い思い出になったと思います。しかしここで終わりではありませんせっかく相武館に勝たせていただいた以上相武館の分まで勝たねばなりません。気合を入れるために再度ミーティング ところが大地が『お腹が痛い・・』とビビリが入り泣きを入れてきました笑当時まだ2年生当然ですが・・心を鬼にして『先輩の代わりに出てるんやろ!情けないこと言うな!!』『はい・・』 そしてミキハウス戦です。もちろん大地は秒殺・・泣いて帰ってくるので『いちいちメソメソ泣くな!!』と一喝 次鋒以降も取って取られての好勝負でした・・・でも対格差は歴然でした泣 ここでもエースのユウキが一本勝ちで代表戦に持ち込み優勢がちで準々決勝進出です。あと一勝で全国まで来ましたが、子供達の体力は限界に来ていました。準々決勝の相手は兵庫のこだま会全員怪獣のようにデカク、ランドセルを背負ってる小学生にはどお見ても見えないような子ばっかりです。低学年でも小さいくらいのうちでは疲れもあり0-2で完敗でした。エースのユウキもゴジラのような相手に取れませんでした。試合後ミーテイングノ時も『よく頑張った』と褒めるしかありませんでした。この時ほど奇蹟が続いた大会は後にも先にもありません。凄く印象に残る大会でした。ただ残念なことにこのなかの選手一名が最後まで道場で柔道を続けることができませんでした。私の力不足だったと今でも残念です。 PR |
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